2010/07/18

多変量解析のはなし。




大村平先生の本も「確率のはなし」「統計のはなし」「統計解析のはなし」ときて、やっと「多変量解析のはなし」まで来ることができた。

内容は「統計解析のはなし」とかぶるものもあるけれど、もちろん深く掘り下げる内容になっている。相関係数から回帰分析、重回帰分析に進み、因子分析、主成分分析、クラスター分析、判別分析と続いて、最後に数量化の話で終わる。

相変わらず数式を見ると眠くなるが(笑、内容はいよいよ実践的なものが多くなり、例題を読みながら、じゃああのデータをこうしようとかああしようとか色々想像できるので、読んでいて楽しかった。


大事だと思ったところ

多変量解析は、たくさんの常識に支えられて1つの常識を訂正するような手法である。だから、結果が思いがけない答えであった時は、途中の論理構成が常識通りになっているかどうかを改めて反省してみるくらいの配慮が必要である。


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