直島という島は三菱マテリアルの工場がある以外、特に何も無いのんびりとした島だったのだが、この島も他の島と同様高齢化過疎化が進んでいた。そこに転機が訪れる。進研ゼミでおなじみのベネッセが、ここをアートの島として開発を始めたのだ。
開発と言っても、どこぞのゼネコンのリゾート開発とは違って島と共にアートを共存するような開発なので、僕が初めて行った7,8年前は、のんびりとした島の生活の中に、何気なくアートが存在するような不思議な島だった。
そんな島の魅力に若者が集まり始め、カフェや民宿などを開き、島はどんどん若返ってきている。先日はついにコンビニができたようだ。以前ののんびりとした直島を知っていると、それは少し寂しい気もするのだけれども、島に取ってはとてもいいことだと思う。
さて、直島では何年かに一回大きな規模でアートを展開しているのだけれども、今回は直島以外の周りの島々も巻き込んでの大きなアートイベントを開くようだ。それが瀬戸内国際芸術祭2010だ。周りの島、僕は以前犬島には行ったのだけれども、そこには明治時代の銅精錬所跡があって、なんともノスタルジックな光景が広がっていた。あと、ニュースで覚えている人はいるかもしれない、豊島(てしま)。大量の不法投棄産業廃棄物が問題になった島だ。そこでは、その廃棄物をアートに転換して訴えようという試みもなされているようだ。
と、言うわけで、僕はこれが楽しみで楽しみで仕方がない。夏休みやお盆は混みそうだし、少し落ち着いて季節もいい初秋頃に休みを取ってゆっくり巡ろうかと思っている。
こんな本も出ている。
僕は早速買ったのだけれども、直島はもとより訪れたことのない島を巡るのが楽しみ。興味のある人は是非。
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