2010/10/23

シロカノシタ。


2010年 10月

近所の山 斜面の隙間









白いキノコって、いかにも毒々しくてあまりいいイメージがなんだけど、これは見つけたときに何か上品な気がして、その場で調べてみることにした。すると、傘の裏が非常に個性的であることに気付いた。




何だか柔らかい針状だった。傘の裏といえばヒダヒダかスポンジ状くらいしか見たことなかったので、びっくりした。と、同時にこれは特徴的だから僕にも同定できそうだと(笑。

で、出てきたのがカノシタ。カノシタは黄色っぽいのだけど白いのもあってシロカノシタと呼ぶらしい。

柔らかい肉質でもろい→◯
かすかにアンズに似た甘い香りがする→◯(アンズタケに早く出会いたいなぁ)

個性的なキノコなので、ほぼ間違いなさそう。カノシタは「鹿の舌」らしいけど、シカのベロなんて見たことないからどうなんだろう(笑。

ずっと食用にされてきていて、フランス料理ではピエ・ド・ムトン(羊の足、こっちもどうかと思う、笑)と呼ばれているみたい。

…だけど、最近になって毒成分が発見されたらしく、日本の毒キノコにも掲載されている…orz。なので、食べない方がいいみたい。おいしそうなんだけどなぁ。。。


2010/10/21

きのこの山。




なんかいい写真が撮れた(笑。

休みの日、長野にきのこ狩りに行く予定だったがキャンセルになってしまって、悶々としているところにきれいな秋空。居ても立ってもいられなくなって、近所の山に行ってみることにした。車で30分も掛からないので、たいして期待もせず、まぁ気晴らしに山を歩けるだけでもいいやと。

しかししかし、その山はいい意味で期待を大きく裏切ってくれた。最初は、ミイラきのこしかなくて、やっぱりかと思ったんだけども、登って行くとあるはあるは色んなきのこが。














ずっと大興奮。でも、登山者がいるうちは大丈夫だったのだけど、その内誰もいなくなると、随分寂しい。猪とかスズメバチとか、熊…はさすがにいないと思うけど。なので、ある程度で切り上げて下山した。

数があったキノコは、いくつか頂戴して駐車場で同定作業。やっぱりほとんど分からなかったけど、いくつかは同定できた。キノコって、季節、場所、数、見た目、色、裏、断面、匂い、味、そして時間経過による変化まで観察しないとイケナイ。奥が深いなぁ。そこが魅力でもあるけど。

2010/10/19

ツチスギタケ。

2010年 10月

京都 

杉林のそばの地面








キノコって、実物見て写真を撮って家に帰って、さあ調べようと本を開いても全く手がかりがないことがほとんどだ。それは僕が素人であるからであって、ベテランになれば姿形からだいたいの科とか属とかの検討を付けて、調べ始めるのだろう。

そんな僕のような素人にも心強い味方がいる。それは、ベテランの方々が書くblogだ。辞書的なキノコサイトと違って、その時期に見られるキノコが書き込まれるので、自分がよく分からなかったキノコが、見事名前入りで画像が載せられていたりする。

このツチスギタケも、いつも見ているサイトさんのきのこ日記に書き込まれていてあっ!!っと思った次第。ただでさえ幼菌で湿っていたから分かりづらかったが、「日本の毒きのこ」の写真がドンピシャで確定。ベテランのみなさま、ありがとうございます。

2010/10/16

サクラシメジ。

2010年10月

兵庫県東部の公園

湿り気のある地面








自分で採集して調査して実食した最初のキノコ。

形から見てシメジ類と判断し、慎重に慎重を重ね、本4冊を駆使して調べた。

・姿形からサクラシメジではないかと推定。
・乾燥すると、ぬめりが消えて落ち葉などが張り付く→◯
・茹でると傘の赤みが消えて淡黄色になる→◯

ここまで確率がかなり高くなってきたので、思い切って天ぷらにして食べてみる。

・味は苦味がある→◯

これで、ほぼ確定だろう。ってか、食べてしまったし(笑。

それにしても、間違えば毒になるものを食べるのはすごく勇気がいることを知った。僕には図鑑があるし、ネットもある。何もなかった時代の、そしてそれを初めて食べた人の勇気は計り知れないなぁ。

あっ、揚げたての天ぷらって言うのも手伝って、味は非常に美味かったですよ。



2010/10/15

きのこ探し連投。




マイタケツアーの翌日、とても気持ちの良い天気だったので兵庫の公園まで遠征。6月、10月はきのこの月として思う存分、きのこ探しをすることに決めた。他の月は他のことをする(笑。

さて、写真。これ間違いなくキノコ。根の方が卵状になっていたのを確認した。それにしても、、、笑。地方に行ったら、間違いなく祀られますな。






ホウキタケ??初めて実物見た。ウレシイ。食べれるものもあるみたいだけど、毒キノコも結構あるので食べるのは当分先になりそう。























そこらじゅうキノコだらけとは行かなかったけど、それなりに楽しめたし、帰りに近くにあるお気に入りの温泉でのんびりできてリフレッシュ。温泉から駐車場に帰る途中の杉林に見たことない白いキノコが一杯生えてて、ついついガン見。。。病気だな、こりゃ(笑。




2010/10/12

ターゲットは天然マイタケ。





京都の久多と言う所に、天然マイタケを探すツアーに参加してきた。住所は京都市なのだがビックリするぐらい自然豊かだ。少なくとも大阪市では無理。能勢や千早赤阪あたりの自然だ。さすが古都と唸る。

天気が心配だったけど、午前中不安定だった天気も午後には気持ちの良い空に変わっていた。

ガイドをしてくださった方は、本物のハンターだ。決められた狩猟可能期間だけ猟を楽しむ趣味の人ではなく、田畑を荒らす獣が現れた時に依頼されればいつでも出動して退治することが出来る。そして、今朝も一匹駆除してきたそうだ(笑。猟師というと、マタギのような気難しい人を思い浮かべてしまうのだが、どっちかというとどこかで見た落語家の様な陽気なおっちゃんだった。でも、僕の好きな山の男のオーラがちゃんと出ていて、やっぱり山の男はカッコいいなぁと思う。






僕が見つけた(と言うのはウソで、一緒に行っていた地元の方が見つけて呼んでくれた)マイタケは、残念ながら旬を過ぎていて、虫食いや発酵が進んでいて、とても食べれるような状態ではなかった。でも、マイタケの生え方が分かった。実際、みんな探しているのだが、どういう風に生えているのかも分からないものを探すのは至難の業だ。本やネットで予習してきた僕でさえ、想像できない感じだった。

で、そんなマイタケを見ている間に、向こうで立派なマイタケが採れたらしく、まずは一安心。







終わったあとに食べた、天然マイタケ入り猪肉鍋。多分、この猪もハンターのおっちゃんが仕留めたものに違いない。天然マイタケは、やっぱ旨みが違うなぁ。今度は自分で旬のマイタケを見つけられるようにリベンジしたい。



さて、ターゲットが決まっていると、他のきのこが見えなくなる。僕は、キノコに関しては何でもありでキョロキョロしたほうが良いようだ。今回見つけたキノコたち↓











2010/10/09

瀬戸内国際芸術祭2010に行くー直島と高松とメシー。




今回は、直島は完全に船の中継地点となってしまったのだけど、船の待ち時間にちょこっと見に行ってきた。写真は直島銭湯の夜の写真、前に行ったときは昼間だったので、ネオンがより一層怪しさを醸し出していて楽しい。


同じく、高松も中継地点だったのだけど、毎回楽しみにしている高松ごはん。まずは朝からうどん。





やっぱ、ウマイね~。本場では小が一玉、中が二玉、大が三玉なので、こっちでのミニうどん感覚で小を頼むと量の多さにビックリする(笑。








夜はやっぱり骨付鳥。前に行った店に行こうと思ったら休業日で、仕方なく商店街をさ迷っていたら、店の前で店員さんに誘われた。そういう時は大抵辞めておくのだが、勢いに押されて入ってしまう。しかし、ここは大当たり。とくに生レバーは臭みもまったくなく普段は絶対に食べないのだが美味しくいただけた。また行きたい。

僕は唐揚げ、チキンカツをはじめ鳥が大好きなので、いつか空を飛べると思っている(笑。



3日間駆け足で回ったが、どこも楽しく勉強になった。できればもう一日欲しかったかな。4日あれば、十分のんびり回れると思う。次は何年後だろうね。前の直島の芸術祭は10年前位前だったと思うから、次は10年後か、、、厄年だな(笑。




2010/10/08

瀬戸内国際芸術祭2010に行くー小豆島ー。


遂に最後の一島、小豆島。えっ??直島は??って。今回、直島は船の中継地点と化してしまったので、最後にちょっとだけ触れます。

小豆島へのルートは色々あったのだが、宇野港から30分くらいの所にある新岡山港から出ている両備フェリーを選択。これが大当たりで、フェリーはこのあたりでは一番キレイで、それなのにガラガラ。しかもデッキに足湯があり、海を見ながら足湯という贅沢気分を味わえた。





心地良い陽気にうとうとしていたら、いつの間にか到着。今回特設された芸術祭線での乗り降り自由のバスのフリーパスを買って出発した。
























小豆島の作品は、今回の芸術祭最大の島を活かしたスケールの大きい作品が多かった。最初の藁で作ったゾウの作品は、ちょうど僕たちが小豆島に行った日に完成お披露目されたということで、とてもトクした気分だった。






ちょっと暗いけど、途中で寄った特設アートカフェで食べた新米おにぎりとかき氷。稲刈りの終わった田んぼの中を散策して、新米のおにぎりを頬張るなんて、こんな贅沢あっていいのか(笑。





作品の鑑賞も終わり、最後に観光を。写真は、一日二回の干潮時に渡ることができるというエンジェルロード。縁結びに御利益があるのか、たくさんのハートの絵馬が木々に掛けられていた。


小豆島は、天気に恵まれて気持ちの良い散策だったなぁ。これぞ外アートの醍醐味だね。