買ったままでまだ読んでいない大村平先生の「システムのはなし」なんだけれど、パラ見していたら、とても面白かったのでメモ。
システムのはなし、メモ。良い部品を集めさえすれば、良い全体ができるという考えを否定したところに、システムの概念が芽生えたはずだ。
システムの特性は感度が良すぎるのは好ましくありません。せっかく最適を狙っても、ちょっとした環境の変化やわずかな誤差で最適が大きく崩れるからです。システムを設計する場合には、システムの感度を危険のないところまで下げる配慮も必要です。
前半は、色々な要因を組み合わせるときに、それぞれの最適を組み合わせるだけではダメだということ。組み合わせた上での最適化が必要なのだろう。昨日までの僕はバリバリ良い部品で良いモノが出来る派だった。ちょっと妥協しても相性とかバランスが大事なんだね。
後半は、例えば検証結果が、グラフで表した方が分かりやすいのだけれども、
1 2
2 5
3 10
4 20
5 18
6 17
7 15
8 13
9 12
10 10
11 25
12 13
13 12
14 10
15 9
とあった時、まず11を選ぶのはダメだというのは学んでいた。じゃあ4だねとなる。だけれども、それも駄目だ。なぜなら誤差が発生したとき(4が3や5になる)に、3の側にぶれたときのリスクが大きい。なので、欲張らずに6あたりに設定するのがいいんじゃないかという話。なるほどなるほど。
これって、カーブフィッティングの本質も分かる話の様な気がする。カーブするシステムって誤差が半端なく大きいんじゃないだろうか。じゃぁ、誤差が大きくなる原因はなんだろう??やっぱり数かなぁ。。。
0 件のコメント:
コメントを投稿