2010/08/15

白雲自ずから去来す。

いつも拝読させて頂いているblogで、「禅 シンプル生活のすすめ」(枡野俊明)という本が紹介されていた。

今の自分に取ってとても勇気づけられる言葉が書いてあったので、その本から引用させて頂く。

「白雲自ずから去来す」
  炎天下の下で作業をやってる時など、ああ、あの雲の下に行けば、
  きっと涼しいだろうな~。早くあの雲がこっちに来ないかなと期待
  してしまいがちです。でも実際にはやって来ないかもしれません。
  雲が接近してくるのを待つのではなく、今すべきことをひたすらに
  打ち込んでみる。暑さを忘れるぐらいに一所懸命に励む。そして気
  がつけば,知らぬ間に雲がこっちにやって来て、涼を運んできてく
  れている。ここで言う雲とは「チャンス」のこと。運に恵まれてる
  人を羨んでいても仕方が無い。チャンスが来ないと嘆いても仕方が
  無い。ただ一所懸命にやるべきことをやる。そうすれば、運は必ず
  巡ってきます。





物事は,続けていくことだけが難しい」
  人間には向き不向きがあります。しかし、続けることでしか得られ
  ないものも確かにあります。僧侶の修行というのは、早起きをし、
  庭を掃き清め、お勤めをし・・・と、毎日同じことの繰り返しです
  が、その繰り返しの中にこそ「学び」があります。何かを始めるの
  は、勢いがあればできます。終わるのも簡単。ただ、続けていくこ
  とだけが難しいのです。もし、自分に向いてないと思いつつ月日が
  経っていくとしたら、それは向いていると言うことではないでしょ
  うか。


(引用終わり)




正しいやるべきことを見つけるのは難しい。やるべきことの選択をする場面では、大抵しんどくて面倒臭くて面白くないことが正解だから尚更正しい選択ができない(笑。でも、この言葉を胸に入れておけば、正しい選択ができる場面が増えるかも知れないな。



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