2010/06/27

京都市市民防災センター。


京都市市民防災センターに行ってきた。                                    


JR京都駅から、地下鉄か近鉄で2駅の十条駅が最寄駅だ。さらに駅からもちょっと歩くが、その程度でバテていては防災どころではない(笑。                               















あいにくの雨だったが、午前中は団体さんで、午後からは家族連れで賑わっていた。

中では色々体験できる。詳しくはサイトを覗いてもらうとして、どれも楽しく勉強になった。

地震体験は、まぁよくあるのだが部屋に入って、震度7の体験する。地震が発生すると、テーブルの下に入って、テーブルの足を掴むように言われるのだが、足を掴むと、体を支えるのが足2本になり、四つん這いの時に比べて上半身が激しく揺さぶられて、火の始末やドアを開けておく作業をするときにフラフラになってしまった。ガラス張りで、みんなに見られているのも刺激的だ(笑。地震の時は、とにかく体を守ることが大切だなぁ。

強風体験。これは結構珍しいのではないか。これもゴーグルをつけて部屋に入って、風速30m以上の風を受ける。原付バイクが吹き引きずられる風だ。これは思ったよりもすごかった。バーを掴んでいないと、本当に飛ばされそうになるし、呼吸も結構苦しくなる。しかし、室戸台風などは、その風速の倍はあったというのだから、本当に恐ろしい話だ。風をナメてはいけないね。

消火体験。消火剤の代わりに水を入れた消化器で、画像に映った火災現場を実際に発射して消火する。こういう体験はとても貴重で、いざと言う場面で、消化器を使ったことが有るか無いかで、起こせる行動が相当違ってくるだろう。指導員の話によれば、天井に火が廻っていたら消化器での消火は不可能と考えて、速やかに避難するようにということであった。こういう知識も大切だ。

避難体験。ホテルで火災にあった場面を想定して、実際に煙を発生させた館内を非難する訓練。非常ドアの役割、非常灯の意味など、今回一番知らなかった事が多かった訓練だ。大きな建物に入る際は、避難経路の確認を忘れないこと。非常灯の有無を確認しながら次のドアを目指すこと。これを知っているか知らないかで、万が一に起こった火災での生存率がぐっと上がるだろう。あとは煙の怖さ。身は少なくともへそより下。苦しければ地面をはってもいい。もし部屋に閉じ込められて救助を待つ形になったら、ドアの隙間を濡れタオルなどで塞ぐこと。これ位、煙は恐ろしい。成分にしても心理的なものにしても。

3階には、ゲーセンにあるような防災に関するゲーム(セガのバックドラフトの様なゲーム)や、実際のヘリコプターが展示されてあって、それにはフライトシュミレーターが搭載されていて、本格的なフライトゲームができるようになっている。あと、USJのアトラクションばりの体験(バックトゥザフューチャーみたいな車に乗って3D 画面を見ながら揺れる系)もあって楽しい。

この施設の入場料や体験料は全部無料。楽しめる上に非常に勉強になる。職員さんも親切だし、こういう施設が今流行の仕分け対象にならない事を祈るなぁ。お土産にカンパン買いました(笑。


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