潮干狩りで採ってきた貝を調理した。
マテ貝は、きのこと合わせてバター焼きにして黒胡椒を。
アサリとハマグリは、野菜と一緒にブイヨンで煮込んでスープ煮にしてみた。
マテ貝は、不味くはないけれど、貝の味がするゴムの様な感じ。貝スープは美味しかった。
食べるまで忘れていたけれど、僕は貝が余り得意ではないのだ(笑。
自分で採取して、自分で調理して、自分で食べて感じたことは、命を頂くことに対する感謝の気持ちだ。たまに料理はするけれど、冷蔵庫を開けた時に命を持ったままのものあることはほとんどない。僕が調理した貝は、さっきまで動き砂を吐き出していたのだ。僕が熱湯に入れるまでは。そして、僕が命を奪ったのだ。僕が動物である以上、命を奪うことに過度の躊躇はない。逆に言えば、過度に命を奪うことには躊躇するのだけれど。それはともかく、他の命を頂いて自分は生きていると言うことを、たまに調理という形で経験して忘れてはならないなぁと感じた。それは、植物でも動物でも同じなのだが、動物のほうが強く感じるのはなぜだろう。体質でなく感性でベジタリアンになる人がいるのは、そういうことなのかも知れないな。
調理をしなくても、食べる前に手を合わせるとその経験が思い出されるようになる。食べた後に手を合わせるのも忘れずにしよう。
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