やっと、戻ってこれた。
前にも書いたけど、僕は統計学の勉強をこの本から始めて見事に挫折した。文系出身で高校出てから10年以上となると、スタートラインにも立たせてもらえない状況だったのだ。そして、マンガで学び、確率や数式を扱わない超入門書で学び、この本に再び挑戦する。
楽しい。
読んでいて楽しい。やっとスタートラインに立たせてもらった気分だ。記号は相変わらず眠くなるけど、記号を頭の中で文字に変えることができるようになった。なんとなく、こういう事を検定したいなら、こうするんじゃないかなというのもぼんやり浮かぶようになった。
内容は、超入門書と同じく標準偏差から始まってt検定の導き方まで。その後、色々なt検定の使用法を挙げながら、実験計画法の紹介。カイ二乗検定とF検定をちょこっと紹介。そして、パチンコ、野球、競馬での統計的アプローチを娯楽編として、という感じ。
データをいろいろな方向から公平に見ること。たくさんのデータから得た結論には重きをおき、少しのデータから帰納した結論は、偶然の結果ではなかったかと疑ってみるという考え方に統計の本質があるという言葉で締めくくられていた。
肝に命じておこう。
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