統計のはなし(大村平)の前に読んでおくべきだと言う意見があったので、先にこちらを読むことにした。
基礎部分はやっぱり眠気が襲ってくるが(笑、日常における確率の話はとても面白かった。
大事な所は、やはり大数の法則。サイコロを無限大に振れば、ある目が出る確率は6分の1に限りなく近付いていくと言うこと。そして、「サイコロには記憶はない」と言う事。10回連続1が出たからといって、次に1が出る確率が低くなることは決して無い。サイコロには記憶がないのだから、次に1が出る確率も6分の1だ。
期待値の考え方も大事だが、期待値にも大数の法則が成立することを忘れてはならない。期待値が大きいからと言って、リスク管理を怠る賭けに出てはならない。
勝負は資金が多い方が有利。しかし、金持ち資金5と貧乏資金2が五分五分の確率でどちらかが破産するまで資金の取り合いをしたら、金持ちが勝つ確率が高いが、期待値で見れば金持ちは資金5のリスクで資金2のリターンを狙うし、貧乏は勝つ確率は低いが資金2のリスクで資金5のリターンを狙う。なので、期待値で見れば金持ちも貧乏も同じ。
あと、ゲーム理論の考え方が紹介されていて興味深かった。ルールの資金配分とかに応用出来そう。また、別の専門書で勉強してみよう。
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