2011/12/29

今年を振り返って。




結局、仕事の忙しさは解消されないまま年末を迎えた。

今年の汚れを今年のうちに落とすことも出来ず、来年も解消される見通しがない。
仕事の面では何ともスッキリしない年越しとなった。

精神的なストレスは、あの一件以来不思議と溜まらなくなった。
あれは一体何だったのだろう??誰かに言わされたのか、今はもう分からない。



それでも少ない休みを利用して、ちょこちょこお出かけした。
去年はそれをダイジェストで日記にしたのだけれども、今年はそんな元気もなく(笑。
また落ち着いたら。


正月は岡山の温泉で過ごします。
きのこ講座、蒜山キャンプなど、今年は岡山によく行った一年だったなぁ。
しっかり体力回復させないと。


みなさま、良いお年を。






2011/11/05

蓄積と爆発。






久しぶり仕事中にキレてしまった。

本当は、注意を兼ねて立場を明確にしようと一芝居打つつもりだったのに、一時的に感情が高ぶりキレてしまった格好になってしまった。

すぐにしまったと思ったのだけれども、ちょっと気まずい空気に(笑。
まぁ、そこはみんながフォローしてくれて、なんとか助かった。


ここ数ヶ月、新体制が始まった仕事が忙しく残業続き満足に休みも取れない。きのこが不作とはいえ、ハイシーズンに動けないのは辛い。唯一の休みはだいたい雨。

なかなか上手く回らない体制と、人員増強による新人教育、作れない自分の時間。小さなストレスが積み重なって、ここぞとばかりに飛び出したのかも知れない。

5年前くらいかな??以前キレてしまったのも、同じような状況だったと思う。結局ストレスか。。。


今、思い返しても僕がキレる場面ではない。フォローのお陰で、一番凹んだのが僕だったのが唯一の救いだが、ほんととばっちりを受けた方々には申し訳ないことをしたと思う。


こうやって書くことによって、自分を慰めている訳なんだけれども、あとは寝ればスッキリするだろう。まぁ、自分と向き合ういい機会だ。とことん付き合ってやる。



2011/10/29

ほしだ園地。





大阪北部にあるほしだ園地に行ってきた。

本当は竹田城の雲海をリベンジする予定だったんだけれども、どう考えても雲海が出ない天候だったので予定変更。

実はほしだ園地は3回目位なので、この星のブランコという大きな吊り橋に驚くことはないのだけれども、初めての人は驚くだろうな。もう少ししたら紅葉もいい感じになるだろうね。オススメ。

吊り橋といえば、十津川の吊り橋郡が例の水害でどうなってしまったのか非常に気になる。夏に行った時に全然見つからなくて2つくらいしか渡れなかったので、リベンジしたいのだけれども、まずは道路が復旧して地元の人の生活が元に戻ってからだな。

谷瀬の吊橋は比較的しっかりしているけれども、生活道として使われている吊り橋は、本当に怖い。たけし城のジブラルタル海峡並に怖い。でも、リベンジしたい。どうか流されてませんように。






今回、初めて展望台まで登ってみた。一旦橋の下に降りて登ったので、かなりハードな道のりだったけど、それに答えるに十分な気持ちの良い展望が迎えてくれた。遠く比叡山まで見える。






結構きのこがたくさんあって、写真いっぱい取ったのだけれども、我がカメラ薄暗いところは苦手でブレまくり。。。ん~、やっぱ手ブレ補正付きが欲しい。写真はツチグリの仲間かな??



2011/10/25

初めてのキャンプ。






今までグループでキャンプしたり、去年無人島でタヌキと闘いながらキャンプしたことはあったのだけれども、今回初めてきちんとキャンプした。

もっとも、真の目的は蒜山でのきのこ狩りのイベントに参加することだったのだけれども、残念ながらきのこのあまりの不作ぶりに写真はなし(笑。でも、昼食に振舞われたキノコの炊き込みご飯と、きのこ汁は絶品だったなぁ。あと、鶏肉とごぼうの相性はどうしてあんなにいいんだろう。もう抱き合わせで売ればいいのに。


さて、キャンプ場は中蒜山キャンプ場を選択。レジャーでおしゃれなキャンプを楽しみたい人には向かないが、そもそも不自由を楽しむのがキャンプだろっていう僕達には相性がいいキャンプ場だった。ネットで色々不満を言っている人を見たが、そういう人はもっとお値段の張るキャンプ場に行けばよろしい。





今回は犬連れキャンプ。彼女はもう人間で言うと60を過ぎる老犬なのだが、僕のカメラではとても若く写る。相方のカメラでは、ずいぶん老けて写る(笑。


食材探しがてらジャージー牧場なんてとこにも行く。





ここで肉類とバターやベーコンを、道の駅で野菜類を、地元スーパーで親鳥(都会のスーパーで売っていることが少ない鶏肉で、めちゃ硬いが味わい深い。値段が安いので、絶対地鶏を偽って出している飲食店があるはず、笑。)なんかを買って、BBQ。


僕のイメージでは、キャンプ場っていうのは夜はみんなBBQをしているもんだと思っていたのだけれども、むしろ少数派だった。みんなテントで鍋とかしているのかな??確かに寒かったけど。2日目は、のんびり朝の散歩をしたり、相方の料理に舌鼓したり、昼寝をしたり。なんとフリーインアウトなので、イン客が入って迷惑にならない時間まで十分にキャンプを楽しんだ。


初キャンプの感想は、キャンプは楽しい。ただキャンプはキャンプとして楽しむものであって、旅行中の宿としてキャンプを選択することはないかな。時間的コスパはすごく悪い。ゆっくりとその土地を楽しむなら宿泊施設を、自然をしっかり楽しみたいならキャンプを、移動メインの観光なら車中泊をと、場面に合わせて上手に使い分けれる素敵な大人になろう。


2011/10/22

スダジイの森。



豊島の壇山には豊峰権現神社があり、スダジイの森が広がっている。麓にはとてもおいしい湧き水が湧いていて、この森の素晴らしさをよく表していると思う。

せっかくなので、お参りがてらキノコないかなぁと散策。












結構あるんだよね~。島って潮風の影響とか乾燥しているイメージがあって、きのこは少ないと思っていたのだけれども、豊島にはきのこがたくさんあった。



こんなこと言うと、またまた~って言われるので嫌なんだけれども、この森にはきちんと神様がいると思う。理由とかいうと、またまた~って言われるから言わないけど(笑。きちんとお参りして、森を楽しめばきっと神様に逢えるハズ。



2011/10/18

豊島再び。





「とよしま」じゃねぇゾ、「てしま」だゾ。


去年、瀬戸内芸術祭で訪れた豊島を再訪した。

目的は豊島美術館。僕が去年豊島を訪れた際にはまだオープンしていなかったからだ。


フェリーの中は小豆島に向かう子供たちで賑やか。だが、誰かがテレビのチャンネルをいじり、せっかくトリコを見ているのに、ちょうどいいところで張さん(喝のおっさん)の顔になったりしたのは残念無念だった。


豊島では去年と同じく電動自転車を借りた。これがないと豊島は辛い。まだ美術館は開いていないということなので、とりあえず島内一周。











ぶらぶら一周したんだけれども、去年は作品見ながら回ったのでフェリー時間に間に合わないと必死に漕いだ記憶があるが、あっさり一周。まだ美術館は開いていない。見ていると「壇山」の文字。景色最高自転車30分と書いてある。去年行ってないし、入ってみるかと、道を右折して山に向かう。さすが電動アシスト、結構な坂道もスイスイ登る。


が、途中で電動自転車のバッテリーが切れる悲劇。こうなると、ハイテク乗り物がただの重たいガラクタに変身する。置いていくことも考えたが、山を越えて向こうに出る可能性も考え押して登ることに。誰にも追い抜かされず、すれ違わず、何度も心が折れそうになるが、この景色を見て心を持ち直す。






山から島を望む風景というのは、長崎とか伊勢志摩なんかの景色が印象に残っているけれども、この瀬戸内の島々を望む風景もいいなぁと。頂上まで行く決心をする。


頂上手前からダートになったので、自転車を置き、徒歩で。






今年4月にできたばかりという展望台が迎えてくれた。誰もいない。360度のパノラマ独り占め。お疲れ様、俺と朝市で買ったおこわを頬張る。





あぁ、美味い。贅沢な時間を十分楽しみ、せっかくだから反対側を下るために再び自転車を押す。ちょうどここから下りという所で、





クリ落ちまくり(笑。しかも今朝落ちた様な感じで鳥にも虫にもやられた形跡が全くない。どう考えても人の所有ではなさそうなので、ありがたく山の恵を頂く。このクリは普通の栗に比べて小さい。ばぁちゃんが言うには、これは柴栗というものでごちそうだと言うことだ。確かに甘くておいしかった。

山の神様、ごちそうさまでした。




。。。あっ、美術館行くの忘れてた。また来年行くよ、豊島。








2011/10/15

全国有名朝市フェア。






岡山では、京橋朝市っていうのが毎月開かれていて、その中で年1回10月には全国有名朝市フェアっていう全国の朝市を招いた朝市が開かれる。今年で20回目だそうで歴史ある朝市だ。


ちなみに写真の時刻は6時前。この位の時間が人出も多く、人気店には行列が出来て本当ににぎやかな朝市になる。僕は朝の4時に到着したのだけれども、それでも全国組の店舗はほぼ準備万端。おそらくいつも出店しているであろう野菜や鮮魚の店も開いている。






朝飯に匂いに釣られて、豚肉重っていうヘビーなものを食べてしまい(モチおいしかったが)、明るくなるに連れて色々な店が開かれる中、後悔しきり。。。


焼き鳥、ラーメン、パスタに中華粥、パンに炊き込みご飯に、鰹のたたきに、乾物に、お茶に、天ぷらに、ソーメンに、カレーに、スコーン、プリンに和菓子にメダカ(は観賞用)まで、朝から何でもありのグルメ朝市だ。

中でもこれはうまいと思ったのが、ケイコの手作り肉まん。岡山では有名らしく僕は夜明け前にゲットしたのだが、夜が明ける頃には長い行列ができていた。大きな肉まんで中味もたっぷりだけれども、そんなに油っこくなくて2個ぐらいは食べれそうだった。


野菜やらお菓子やら色々買い物して6時半頃には退散。まだ一日ははじまったばかり、得した気分だ。リピート確定。





2011/10/13

秋のきのこの勉強。




9月初めに岡山できのこの講座がある予定だったのだけれども、台風の影響で中止になり10月の頭に変更になった。

僕の中では、きのこ最盛期に近づいたのでラッキーだったのだけれども、実際の山は乾き、ちょうど夏キノコと秋キノコの境目に当たってしまったらしく、山は閑散としていた。

写真は2つがくっついたようなシロオニタケの仲間。キノコも樹木みたいに2つがくっつくことがあるのかな??






目立った所では、ベニタケ科。これはアオゾメツチカブリらしい。微妙に乳液がツチカブリではないようで、ここらへんは僕にはまだ手が届かない。

ベニタケ科に関しては乳が出るのと形が結構分かりやすいので、図鑑を引くのがはやくなったかな??細かいことはさておき、まずは科と属の特徴を把握するのが近道のようだ。いつまでもペラペラと絵合わせしていたらダメ。

今回はきのこの生殖についての勉強。難しかったけど面白かったな。人間で言う性別が4つ以上あるだとか、有性生殖と無性生殖(コピー)で形を変えて行ったり、同じ個体内でひだと根元から行ったりとか、キノコはなかなか奥が深い。

発生条件も色々研究されていて、松茸は地温が19度にならないと出ないとか、ハタケシメジは地面を圧する力を感じて出るとか、栽培の原木しいたけは金槌で叩くと出るとか、こういう豆知識をハンター系の人たちは熟知しているんだろうなぁ。出やすい場所とか季節だけではまだまだ不十分ということか。


ちなみに会場は岡山県自然保護センター。ここではタンチョウヅルが放鳥されているので、興味のある人は是非。自然豊かで散歩しているだけで元気になるよ。




2011/09/29

まいたけリベンジ。



去年も行った舞茸採りのリベンジを行った。

今年は時期を早めたようで期待できるとのこと。しかし、今回も僕は見つけることが出来なかった。途中でにわか雨に振られ心が折れた。山の神様に、お前にはマイタケはまだまだ早いと言われているような感覚。

途中で、採られた後や溶けてしまった後があったので、マイタケは確かに存在するのだけれども、はえている姿をこの目で見てみたいなぁ。

さすが去年もゲットしていたハンターのおっちゃんは、今年もしっかり山奥からマイタケをゲットしてきた。

ん~、見つかるまで何度でも挑戦してやる。

でも、見たかったムラサキシメジを見ることができたので満足。杉林にあったので結構レアな生体かも知れないなぁ。写真取り忘れた。。。



捜索後、みんなで食事。去年は鹿鍋だったけれども今年はボタン鍋。そこに採れたて天然マイタケ投入。美味くないはずがない。あとは、マイタケの天ぷらも出て、1週間で2回も天然マイタケを味わえる贅沢。自分で採っていたら、もっと美味かったろうに(笑。あと鹿肉の炭火焼も登場。去年の鹿肉は癖が強かったけど、今年の鹿肉はさっぱりしていて美味しかった。


山の神様、ごちそうさまでした。



2011/09/27

キャニオニング。






キノコ狩りの翌日、白馬方面に移動してキャニオニングしてきた。キャニオニングというのは、簡単に言うと沢下りで、ガイドさんによると去年やったシャワークライミングは沢登りとなるそうだ。


お世話になったのは、エヴァーグリーンさんのキャニオニング一日コース。ガイドは代表のデイブさんが担当してくれて、参加者は僕達だけという贅沢な体験。

去年の乗鞍が半日コースで、比較的イージーな感じだったので、気軽に構えていたのだけれども、初めからトップスピードでガンガン行く感じ(笑。

でも、楽しかったなぁ。恐怖心を振り切って崖から飛び込む、急斜面を滑り降りる、下の見えない90度以上の崖をロープを使って降りる。僕にとって自然は怖いもので尊いものなんだけれども、人間の知恵と道具で、ぎりぎりのラインで自然と遊ぶことができる。この感覚は素敵だ。









もっとすごいコースが南木曽にあるらしく、来年行く予定。


2011/09/25

きのこシーズン。





久しぶりの長野県。

ここ何回か、長野県に訪れる時は天気があまりよくないのだけれども、今回は快晴。


長野での2年ぶりのキノコ狩り。ちょっとシーズンの走りでさすがの長野といえども、キノコの種類は少なかった。






写真は今回のターゲット、ヤブタケ。ヤブタケというものは図鑑に載っていない。この地方の俗称で、ナラタケの一種だと思われる。倒木にも地上にも生えている。秋のはしりのきのこで、大量に発生し、急速に消え去る。いい出汁が出るので重宝されるようだ。


収穫は、ほぼヤブタケ。あとはハナイグチ、ハタケシメジ、オシロイシメジを少々。毒では、ツキヨタケ、ドクツルタケなど。不明ではカバイロツルタケなんかも。

そのあと、とれたてのキノコで久しぶりのきのこ鍋。前日に採れた天然舞茸の炊き込みご飯とフライなんかも出て贅沢な一日だった。






不明。瑞々しすぎる。



2011/09/12

老後。

さて、もうすぐ連休が終わるんだけれども、何をしたかと振り返ると特別何もしていない。


山に行ってキノコと戯れたり、温泉行って岩盤浴でまったりしたり、医者に行って体のメンテナンスをしたり、洗濯をしたり、料理をしたり、デートをしたり、図書館で本を読んだり久しぶりに釣りに行ってイワシとアジを釣りまくりその下処理を涙をこらえながらしたり(ホルモン苦手、、、)、久しぶりにハンバーグなんて食べに行ったり。

まぁ連休というよりも、毎日が日曜日という感じで、きっと自分の老後はこんな感じなんだろうなと思う。

ちょっと前まで、連休あらばどこか遠くへ行きたいモードだったんだけど、最近は落ち着いてきたなぁ。

なんて言いながら、週末は長野へ攻め込みます(笑。



相場の方は、とりあえず運用停止。心が折れた。やっぱりダメなもんはダメだねぇ。もう一度基礎からやり直すつもりで再スタート。何度だってできるさ、命あるかぎり。

2011/09/09

台風の爪痕。

この前の台風の被害が大きい。


ちょうどこの前行った十津川を始め、僕に縁のある故郷紀宝町、よく旅行する勝浦、新宮、古座川を始めテレビで見る限る甚大な被害だ。東北もそうだったけど、よく知った風景が被害を受けるのを見るのはショックだ。ボランティアは県内人の受け入れで精一杯のようなので、少しだけど募金。早く元の姿かそれ以上に戻りますように。


僕の好きな熊野三山の被害も大きい、特に那智は滝の景観が変わってしまったほどだったそうで、ほんとに何がこの日本で起こっているのか。本宮は、明治の初めに一度洪水で流されているんだけど、その時の話をうちの曾祖母ちゃんがしていたとバアちゃんが言っていた。たった100年前の話だ。基本的に預言者ワロスなスタンスだけど、僕達は後で振り返ってみると何か大きな変化の真っ只中にいるのかも知れないね。どうか良い変化であって欲しい。


亡くなった方のご冥福を祈ると共に、被害に合われた方の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

色の変わるキノコ。




このキノコ、裏をちょっと引っ掻いただけで瞬間的に青く変色する。まるでハイスピードで痛むバナナの様に。

これも見たかったキノコの一つ。マイフィールドで見れるなんて感激だ。

名前は、、、分からない。代表的なものでイロガワリというキノコがある(そのまんま、笑)。ただ色がこのように変わるキノコは他にもいくつかあって、時間の関係もあり調べていない。ただ、切った瞬間から軸も変色したんで毒系じゃなさそう。食べろと言われても、こういうスタンダードなのは顕微鏡レベルで調べない限り食べないけど。








今回、マクロレンズを新調したので、試しに撮影。キノコの生える場所が暗いのと、手ぶれ確実で三脚は必須だな。ただ、斜面に固定とか常にできるわけではないので難しい戦いになる。それはそれで楽しいけどね。

2011/09/08

タマゴタケ。




7月に引き続き、職場の工事で5連休なんだけど、本当は来週の予定が業者の急な変更で2日前に言い渡されて、さてすることもなく困ったもんだなんだけど、明日から天気もよろしくないということで、今日のうちにマイフィールドへ。台風の影響か山の小川の水量は多く、山全体がしっとりとした感じ。


タマゴタケ。

僕が長野に初めてきのこ狩りに行った時に、アウトドアスクールの壁にこのキノコの写真が張っていた。なんてキレイなキノコだろうと思い、話を聞いてみると、キレイな上に食べても非常においしいという。夢のようなキノコだった。

僕はそれからずっとタマゴタケに憧れていた。一度つくばのきのこ展で現物を見たのだけれども、テーブルの上に何本もぞんざいに置かれたタマゴタケは、僕のイメージとは程遠く、匂いも全然良くなかった。

それでもフィールドの生きているタマゴタケは全然違うはずだと僕は信じていた。そして、それを今日確信することができた。

探索している時に一瞬でキノコ眼がとらえた。素晴らしい自己アピールだ。間違いないタマゴタケだ。心のなかでガッツポーズ。カメラの準備をしている僕の顔はたぶん相当にやけていたハズ。

それにしても何とも美しいキノコだなぁというのが第一印象。僕が一生懸命に写真をとっているところを通り過ぎるオバちゃんも綺麗な色やねぇと褒めてくれる。僕は自分の子供を褒められたかのように、そうでしょうと返し誇らしげに感じる。

で、食べたのかというと採らなかった。一本しかないからだ。山の神様がもし食べてもいいよというのならば、必ず2本以上あるはずだから。こいつが来年たくさんのタマゴタケを増やしてくれたらいいな。その時はいただくよ。

キノコ的な自分の夢が一つ叶った。まだまだあるんだけどね。それはまた次の話。

2011/09/02

台風か。




朝から風が強く、時折強すぎる雨が降る。

大阪でこんなに台風らしい天気なのは何年振りだろう。
大阪って、結構台風が近くを通っても風だけで雨が全く降らなかったり、奈良や三重で大雨なのに晴れちゃったりする不思議な街だ。

この台風のおかげで、明日のキノコ講座が延期になってしまった。が、今年はキノコが不作だし10月のハイシーズンに延期されるということなので、逆にラッキーだと思った。


先月にある方が自作されているソフトを購入したのだが、僕のPCでは上手く作動しないのでメールで連絡を取り合いながら不具合を直し改良を重ねる作業を行った。

それが今日終わったのだけれども、2ヶ月間顔も知らない人と連絡を取り続けるというのは、なかなか面白い体験だった。向こうが改良プログラムを送り、僕がバグを見つけて連絡するという作業。はじめはお金払って手伝ってるとか意味が分からなかったが、だんだん楽しくなってきたので、終わって少し寂しい気もするな。

なんにせよ、無事にソフトが動くようになってヨカッタ。


さて、予定が空いたがこんな天気じゃ外に出れないし、まぁのんびりと家で過ごしますかね、明日は。


2011/08/31

$8月の成績$。



+0.4%位。

ピークはもうちょっと良かったのだけれども、増えるのはなかなか減るのは一瞬って感じだね。
ただ、今月は結構安心して毎日損益を見ていられた気がする。ちょっと相場に向かう時間が減ってしまっているので9月は気合入れてやる。





2011/08/28

夏の名残。




今年の夏は、夏らしいことを何一つしていない。

何だか旨い刺身が無性に食べたくなったので、日本海方面に行こうと色々調べていたら、丹後半島が僕のレーダーに引っかかった。


写真は鳴き砂で琴引浜。とてもキレイに整備されたビーチだが、それでも夏場は海水浴客の影響で砂が鳴くことは少ないようだ。人が通らないようなところで、何度かチャレンジしたが鳴かず。

鳴き砂といえば、タイのホアヒンに行った時に、普通に砂が鳴いたのには驚いた。王室ご用達のリゾート地で、海水浴客もたくさんいて、物売りも馬もいたのだがビーチの砂は鳴いていた。砂の性質もあるのかもしれないな。

琴引浜は、真ん中に磯を挟んで、2つのビーチがある。片方は、波が結構あり深さもある程ある浜。泳ぎたい人や、波と戯れたい人はこっちだろう。でも、小さい子供は危ない気がする。日にもよるだろうが、波打ち際では大人でも波に遊ばれるほどの力がある感じがした。

もう一方の浜は、遠浅で岩場が点在する。少し沖に大きな岩場があり波は静かだ。裸足で歩くのも痛そうでスノーケリングとか、浮き輪でプカプカが似合うビーチだ。

特筆すべきは、その砂浜に源泉かけ流しの浴槽があるということ。上からホースを降ろしてドバドバ掛け流されている。日焼けした肌には、痛い温度だけれども、目の前が海のスチュエーションで砂浜というのは、僕は入ったことがない。岩場はよくあるけどね。水着着用、当然石鹸シャンプー禁止、でも、遊泳後の水シャワーと温水シャワーの違いが分かる人は、この温泉の気持ちよさがいかほどか分かってくれると思う。

シーズン終盤で人はまばら、心配だったクラゲも皆無。そして、日本で最初の禁煙ビーチを掲げたというのも気に入った。浜屋も浜にはないので不自然な食べ物や酒の匂いもなく、自然な潮風の香を楽しむことができる。来年も行きたいビーチだ。


近くに野村牧場というジェラート屋さんがあって、それが大層うまい。ジェラートも旨いがソフトクリームも旨いので、ソフジェラという、どっちも載せがオススメ。


昼食は、海鮮丼を食べるつもりだったのだけれども、昼食のタイミングを外してしまったので、スーパー内の魚屋で地元間人のメバルの刺身を買う。3人前位で800円。こっちの居酒屋で食べたら2000円はするだろう。いいなぁ、海側。








宇川温泉で汗を流して、家の一階が船庫になっている舟屋で有名な伊根へ。ここで北近畿最後の夏花火大会が行われる。

夜店は、本職の人たちではなく地元の人達がやっているのでリーズナブル。わたがし100円とか(笑。そして伊根バーガーとかへしこ寿司、十割そばなどご当地色が出ていて楽しい。

花火の前に映画上映があって、シュレック3だったのだけれども、相方と海にプロジェクターで映すとかだったら面白いな、いやいや公民館とかだろう当然、とか言っていたら、巨大クレーンでスクリーンを吊るして波止場で上映していて驚笑。

花火自体は800発で大阪で十三とかPLとかと比べるとなんだけれども、目の前で見れるので迫力充分、腹に響く。僕はムシムシとして移動もままならない窮屈な人混みの中で、見る都会の花火大会よりも、涼しい風を受けながらのんびりと時には寝っ転がって見れるような地方の花火大会が好きだ。

帰りに来年の為の募金箱があったので気持ち協力。募金したあと、おっちゃんが「来年も来てよー。」って言ってくれたのがうれしかった。



海岸線ドライブ、海水浴、地元の食材、温泉、花火大会と、夏休みの日記が完成するような事を、一日で済ました濃く楽しい日だった。来年はちょっと分散したいな。



2011/08/21

やるなぁと思う。





どうも昨日から体調が悪いね。ここ5年で一番くらい。なので、朝に車検済みの車を引き取りに行ってからは、ずっと寝ていた。腰辺りに違和感が強かったので、尿路結石か??とビビったのだけれども、どうやら気のせいだったみたいだ。


24時間テレビで、徳さんが走っている。徳さんが俺はツイているから本番は冷夏になる、と猛暑でのトレーニング中のインタビューで言っていて、ほんとその通りに東京は25度位だそうで、雨は余計だけれども、徳さんやるなぁと思った。確か心筋梗塞とかも起こしたよね、這い上がってきた人間は何かを持ってくると思う。偽善番組だとか色々あるけれど、徳さん頑張れ。


トレードの方は、少し利益先行。先月のような悲惨なことはなく、勝ったり負けたりの日々。これがあるべき姿。


この前、生駒にキノコ散策に行ったのだけれども、猛暑と雨なしで少ない。特に写真を撮りたくなるような姿のモノもなく、ひたすら蜘蛛の巣とか虫とかと闘いながらの散策だった。途中で念願のアンズタケに出会ったのだけれども、香りは想像していた甘い香りには程遠く、シロカノシタの香りにはまったく届かなかった。僕の中での甘い香りのキノコのトップはシロカノシタで動かない。


2011/08/08

$手のひら$。





孫悟空は、いかに自由を振舞っても結局はお釈迦様の手の平から出ることは叶わなかった。


僕が相場を始めた時、その自由な世界、無限に広がる可能性に大いに興奮した。自己責任という無責任な言葉を錦の御旗に、誰でも一国一城の主のような振る舞いができる。僕の様な人の上に立つ資格のない人間でも、主になれるのだ。


しかし、そんなものは幻想にすぎないと最近になってやっと気付いた。ツチヤー先生は言う、全てのシステムはすべからくトレンドフォローでなければならない、と。それは狭義の張り方のことではない。全てはお釈迦様の意のままに、三蔵法師の言うとおりに、頭の輪を気にする孫悟空に真の自由がないごとく。

投資対象一つ選ぶことに対してさえ、僕達に自由はない。自由を気取れば輪が締まり、過ちに気付かぬものはそのまま絶命する。そう、相場の世界に自由なんてなかったんだ。お釈迦様になりたいわけではないしね。

一国一城の主のまま討ち死にしていった人たちを僕は羨ましく思う。この不自由さに気付いてしまった僕の相場に対するイメージは180度変わった。これからは僕も聞かれたらこう言うだろう。相場なんてするもんじゃない、って。

しかし、僕は続ける。頭の輪を気にしながら。そして自由は諦めた。社会ではyesマン、太鼓持ちと陰口を叩かれるような、僕がリアルでは最も忌み嫌う行為を相場の世界では行う覚悟はできた。


自分の戒めにもう一度言う。

相場の世界に僕達の求める自由はない。この世界での自由は金貨の代償によってのみ与えられる。自由を望まければ、天から溢れて落ちてくる小さな銅銭を受け取ることができる。