2011/08/28

夏の名残。




今年の夏は、夏らしいことを何一つしていない。

何だか旨い刺身が無性に食べたくなったので、日本海方面に行こうと色々調べていたら、丹後半島が僕のレーダーに引っかかった。


写真は鳴き砂で琴引浜。とてもキレイに整備されたビーチだが、それでも夏場は海水浴客の影響で砂が鳴くことは少ないようだ。人が通らないようなところで、何度かチャレンジしたが鳴かず。

鳴き砂といえば、タイのホアヒンに行った時に、普通に砂が鳴いたのには驚いた。王室ご用達のリゾート地で、海水浴客もたくさんいて、物売りも馬もいたのだがビーチの砂は鳴いていた。砂の性質もあるのかもしれないな。

琴引浜は、真ん中に磯を挟んで、2つのビーチがある。片方は、波が結構あり深さもある程ある浜。泳ぎたい人や、波と戯れたい人はこっちだろう。でも、小さい子供は危ない気がする。日にもよるだろうが、波打ち際では大人でも波に遊ばれるほどの力がある感じがした。

もう一方の浜は、遠浅で岩場が点在する。少し沖に大きな岩場があり波は静かだ。裸足で歩くのも痛そうでスノーケリングとか、浮き輪でプカプカが似合うビーチだ。

特筆すべきは、その砂浜に源泉かけ流しの浴槽があるということ。上からホースを降ろしてドバドバ掛け流されている。日焼けした肌には、痛い温度だけれども、目の前が海のスチュエーションで砂浜というのは、僕は入ったことがない。岩場はよくあるけどね。水着着用、当然石鹸シャンプー禁止、でも、遊泳後の水シャワーと温水シャワーの違いが分かる人は、この温泉の気持ちよさがいかほどか分かってくれると思う。

シーズン終盤で人はまばら、心配だったクラゲも皆無。そして、日本で最初の禁煙ビーチを掲げたというのも気に入った。浜屋も浜にはないので不自然な食べ物や酒の匂いもなく、自然な潮風の香を楽しむことができる。来年も行きたいビーチだ。


近くに野村牧場というジェラート屋さんがあって、それが大層うまい。ジェラートも旨いがソフトクリームも旨いので、ソフジェラという、どっちも載せがオススメ。


昼食は、海鮮丼を食べるつもりだったのだけれども、昼食のタイミングを外してしまったので、スーパー内の魚屋で地元間人のメバルの刺身を買う。3人前位で800円。こっちの居酒屋で食べたら2000円はするだろう。いいなぁ、海側。








宇川温泉で汗を流して、家の一階が船庫になっている舟屋で有名な伊根へ。ここで北近畿最後の夏花火大会が行われる。

夜店は、本職の人たちではなく地元の人達がやっているのでリーズナブル。わたがし100円とか(笑。そして伊根バーガーとかへしこ寿司、十割そばなどご当地色が出ていて楽しい。

花火の前に映画上映があって、シュレック3だったのだけれども、相方と海にプロジェクターで映すとかだったら面白いな、いやいや公民館とかだろう当然、とか言っていたら、巨大クレーンでスクリーンを吊るして波止場で上映していて驚笑。

花火自体は800発で大阪で十三とかPLとかと比べるとなんだけれども、目の前で見れるので迫力充分、腹に響く。僕はムシムシとして移動もままならない窮屈な人混みの中で、見る都会の花火大会よりも、涼しい風を受けながらのんびりと時には寝っ転がって見れるような地方の花火大会が好きだ。

帰りに来年の為の募金箱があったので気持ち協力。募金したあと、おっちゃんが「来年も来てよー。」って言ってくれたのがうれしかった。



海岸線ドライブ、海水浴、地元の食材、温泉、花火大会と、夏休みの日記が完成するような事を、一日で済ました濃く楽しい日だった。来年はちょっと分散したいな。



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