2011/07/10

キノコの分類と相場とか。




岡山でキノコの勉強、第二回。

一回目は、キノコの生物界での位置について。今回は菌類においてのキノコの位置と、キノコの中での分類に踏み込んだ。


キノコの同定(種類の判別)の話が面白くて、キノコを覚えるのではなくて、キノコの分類の方法(チャート式で確立されている)を覚えるのが重要だということ。

なぜかというと、キノコを覚えているだけ場合、同定するキノコに対して自分の知っているキノコの特徴を当てはめるための情報を集める傾向が出てしまう。自分に都合の良いバイアスが掛かる危険がある。

その点、分類方法に沿って同定する際には、自分の感情が入る余地はない。ただチャートに沿って淡々と消去法で行っていく。


この話、どっかで聞いたなぁと思ったら、行動ファイナンス系の本に出ている話だ(笑。

僕も裁量トレードの時には、自分と同じ方向向いている人のblog読んでよく安心したもんだ。。。


キノコに関しては命に関わることもあるので、そこはほんとしっかりしないとおけない。講師の方も、分類方法を覚えたり慣れたりするのは大変だけど、結局はそっちの方が早くステージを上げることができるとおっしゃっていた。

なんとまぁ、世の中には意外な共通点が多いもんだ。



帰りに新見市哲多町の金ボタルを見に行った。

金ボタルというのはヒメボタルのことで、おなじみのゲンジボタルなど違い陸生の蛍だ。その特徴は光のリズム。ゲンジボタルは点灯という感じだけど、金ボタルはまさに点滅。初めて見る人はその早いリズムに驚くかもしれない。

金ボタルの見頃は七夕の前後5日間くらい。

地元の人は、金ボタルを守るためにしっかりと管理をしている。金ボタルの鑑賞地には、光を一切持ち込ませない。ちょっとでもケータイを開いた人がいたら即注意が入る。デジカメもだめ、モニター消しても小さい光が出たらダメ。ちなみに土日は写真撮影は一切禁止。とても厳しい感じだけれど、それもこれも金ボタルを守るためだと思えば納得出来る。

ホタルの一瞬の出会いを僕達のエゴで歪めてしまっては申し訳ないんだ。

話を聞くと見に行くなら混んでいはいるけれども土日がオススメ。平日は、カメラマンが三脚立ててズラッと並んで邪魔で全然見えないらしいし、係の人とのいざこざも耐えなくて鉄火場の様相みたい。

僕は警備のバイトとかボランティアをしたことがある。ほんとに一部の人だと断っておくけど、アマチュアのカメラマンのエゴぶりには閉口する。写真に対する情熱は認めるけど、色々なものに迷惑をかけまくり、多くの人の不愉快の念が篭った写真に何が出来るのか。人を感動させられるとでも思っているのか。それとも賞金とか名誉が欲しいだけか。見る人が見れば、その撮影はルールを守ったか破ったかなんてすぐ分かるんだから、ほんと恥ずかしい真似はやめて欲しい。

そんなわけで、僕は土曜日だったけど、時おりケータイの光なんかで注意が起きるけど、雰囲気はとても穏やかで、ホタルを指さして子供たちがはしゃぐ姿は、この地域の夏の始まりの姿なんだなぁと感じてとてもヨカッタ。

光の乱舞と言うには、僕が期待しすぎていた面もあって、そこまで感動はしなかったのだけれども、夏の日本の姿として見ておくべきだと思う。地元の方々に感謝。

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