気付けば1月も下旬なのですが(笑、今年もよろしくお願いします。
大阪市立自然史博物館にて、「菌類生態学講座 今年からはじめられるアマチュア生態学研究に向けて」という講座を聴講してきました。
秋に見つけた近所の山をキノコの拠点としようと決めたは良いのですが、それならフィールドワークっぽいものをしたいなぁと思っていた矢先に、この講座が開かれることを発見して一も二もなく申し込んだわけです。
参加者は初老の男性ベテランキノコマスターだらけだろうと予想していたのですが、老若男女入り交じっていて(もちろんキノコマスター達がマジョリティな訳ですが、笑)驚きました。
内容も小難しい学問ではなく、講師のみなさんが実際に行なったフィールドワークを例に挙げて具体的な方法や失敗談、改善方法、工夫などを説明してくださったので、とても分かりやすかったです。
日本のキノコについてはまだまだデータが足りない状態が続いており、アマチュアでしかできないアプローチ(長期間にわたる同場所での定点観察など)が、発展に貢献できる可能性があるということです。
これって、すごくワクワクしますよね。新種の発見はもとより生態に関する意外な発見のチャンスを僕のようなアマチュアでももらえるわけですから。
その点においては、未だ新発見が続く洞窟も状況は似ていますね。
あと、定点観測における分析アプローチは、もちろん理系ですから相場のシステム検証に似ていて面白かったです。金融同様、学者さんは別にきのこ狩りには余り興味がないでしょうから、実益的な検証(狙ったキノコがいつ生えるか予測するなど)などはしていない可能性がありますので、
「過去20日間の平均気温が20度以下で、3~5日前に降水量が5mm以上観察された場合、B地点に70%の確率でホンシメジが生えている」
そんな検証なんかもできたら面白いかなぁなんて思います(笑。
暖かくなってキノコのシーズンに入る前に、計画を練ってみようかな??